太宰府の年間行事

太宰府市内で開催される行事をご紹介します。

1月

うそ替え

7日/太宰府天満宮

「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。これは1年間に知らずのうちについたすべての嘘「うそ」を天神さまの誠心に替え、これまでの悪いことを嘘「うそ」にして今年の吉に取り替えるという意味があります。


鬼すべ

7日/太宰府天満宮

その年の災難消除や開運招福を願い、鬼すべ堂で行われる勇壮な火祭りです。


初天神祭

25日太宰府天満宮

菅原道真公にご縁のある毎月25日は「天神さまの日」として祭典が執り行われます。年のはじめの1月25日は「初天神祭」として斎行されます。


2月

梅の見頃

太宰府天満宮境内

菅原道真公を慕い京から飛来したと言い伝えられる飛梅をはじめ、早咲き・遅咲きの梅約6,000本が太宰府天満宮の境内を清らかな香りで包みます。


節分厄除祈願大祭

太宰府天満宮

太宰府天満宮では「梅の木の下でひょうたん酒を飲むと難を逃れる」という言い伝えがあります。大祭期間中のみ、厄除祈願をお受けの方にご神木飛梅の下でひょうたん酒の接待が行われます。
2月3日の節分当日には豆まき神事が執り行われます。


門前まつり

2月上旬~春分の日/太宰府天満宮・天満宮参道周辺

梅が見頃を迎える頃、毎年行われるお祭です。期間中、様々なイベントが行われます。


梅花祭

25日/太宰府天満宮

菅原道真公のご命日である2月25日に、道真公が愛した梅の花を神前に捧げ御神霊をお慰めする祭典が執り行われます。


3月

曲水の宴

第1日曜/太宰府天満宮

平安時代の宮中行事を再現する禊祓(みそぎはらえ)の神事です。
平安装束に身をつつんだ参宴者が、曲水の庭上流から流れてくる酒盃が自分の前を通りすぎる前に和歌を詠み、お酒を頂きます。咲き誇る梅の木の下で行われる華やかな行事です。


梅上げ

初老の男性と、還暦の男女が、厄払いに太宰府天満宮に梅の木を奉納する行事です。梅の木を乗せた牛車を先頭に三味線や太鼓のお囃子隊が続き、赤い法被を着た参加者が人々に紅白餅を配りながら練り歩き、境内に梅の木を植えて終わります。太宰府市民遺産。


4月

厄晴れひょうたん焼納祭

1日/太宰府天満宮

願いごとを書いた用紙を厄晴れひょうたんの中に納め、自宅の神棚にお祀りすることで、災難が降りかからないという信仰があります。年が明けその年の厄が晴れたら、ひょうたんを太宰府天満宮本殿裏の厄晴れひょうたん掛所に感謝の気持ちを込めてお返しします。そのひょうたんを、厄晴れ・諸願成就を祈念し焼納する神事です。


春のえんむすび大祭

宝満宮竈門神社

男女の良縁をはじめ、家族、友人、仕事など様々な良縁を願う祈願祭が執り行われます。


更衣祭

20日/太宰府天満宮

天神様がお召しになっている冬の御衣(綿入りの袷)を夏の御衣(羽二重の単) にお取替えする神事です。
かがり火を焚き、雅楽の音色が響く厳かな雰囲気のもと、真新しい御衣が神職の手から手へと慎重に渡される「更衣の儀」が執り行われます。宮司が御本殿の奥深くに入り、直接御衣をお召し替えします。


5月

樟若葉

太宰府天満宮

約80本の樟がいっせいに若葉をつけ、境内全体が新緑の清々しい香りに包まれます。国指定天然記念物2本をはじめ、県指定天然記念物も49本に及びます。誠心館前の樹齢1,500年以上といわれる大樟、本殿裏の2本の大樟が寄り添う夫婦樟は必見です。


斎田播種祭

1日/太宰府天満宮

太宰府天満宮では朝夕のお供えをはじめ、すべての祭典・神事に用いるお米を斎田で作ります。このお米作りの無事をお祈りする神事です。


護摩焚き

宝満宮竈門神社

山伏による山伏問答・壇作法に続いて燃え盛る火の中に願い事を書いた護摩木が投げ入れられ、大護摩供が行われます。読経後、護摩壇が崩され火渡りが行われます。


6月

花菖蒲見頃

太宰府天満宮心字池

約55種・3万本の花菖蒲が咲き誇り、紫・白・薄紫など色とりどりの花々が水面を彩ります。夜間照明も行われます。


時の記念日

10日/大宰府政庁跡

671年、天智天皇が時を知らせる漏刻(水時計)を初めて置いた日が現在の6月10日にあたり、それを記念して「時を大切にしよう」という主旨のもと制定されました。大宰府政庁跡では毎年「時の記念日の行事」が行われています。太宰府市民遺産。


斎田御田植祭

観世音寺公民館前斎田

5月の播種祭より大事に育ててきた苗を宮司の初植えの後、昔ながらの手法で田植えを行い、今年の豊作をお祈りします。


大祓式

30日/太宰府天満宮

6月30日の夏越の大祓と12月31日の年越の大祓の年2回執り行われます。年の前半の6か月間、人が知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清め、後半6か月の生活をより良く過ごすための神事です。


7月

七夕の宴

7日/太宰府天満宮

皆様よりご奉納いただいた短冊が太宰府天満宮ご本殿に飾られ、太鼓橋から楼門まで七夕飾りで彩られます。夕方からは様々な催しが行われます。


夏の天神まつり

24日 25日/太宰府天満宮

天神様の御生誕をお祝いすると共に、お子様の健やかな成長を願う夏越しの祭りです。子どもみこし・茅の輪くぐり・夏越しおどり・ゆかたコンテストなどが行われます。25日には心字池周辺で千灯明が行われます。


8月

注連打奉納相撲

最終日曜日/太宰府天満宮

太宰府天満宮の神事の中で最も大切な「神幸式」に使用する注連縄を氏子たちが作り終わった後に、相撲をとって力自慢を競ったのが始まりです。少年・一般の個人戦、団体戦のほか赤ちゃんの土俵入りが執り行われます。


9月

筆塚祭

第1または2日曜日/太宰府天満宮

使用済みの筆を筆塚にお供えし、書道上達を祈願します。祭典終了後、筆はお焚き上げされます。


神幸式大祭

21~25日/太宰府天満宮榎社

菅原道真公ご在世の往時を偲び御神霊をお慰めするとともに、国家の平安、五穀豊穣を感謝する秋祭りで、太宰府天満宮で最も大切な行事です。22日はお下りの儀で、菅原道真公の御神霊を奉安した御神輿が太宰府天満宮から榎社へ、23日はお上りの儀で榎社から太宰府天満宮へと平安装束を身にまとった行列が厳かに進みます。25日は心字池周辺で千灯明が行われます。


太宰府古都の光

太宰府天満宮、天満宮参道、観世音寺戒壇院大宰府政庁跡水城跡 など

太宰府市内の史跡・観光スポットが光で包まれます。提灯を手に、幻想的に彩られた古都太宰府の魅力を再発見するイベントです。


10月

特別受験合格大祭

1~30日 当日祭18日/太宰府天満宮

大祭期間中、登竜門の伝説にならい「飛龍天神ねぶた」が楼門に設けられます。受験合格祈願を申し込みの方には、期間限定のお札・お守り・絵馬・掛け襟が授与されます。


秋思祭

大宰府政庁跡

菅原道真公のお気持ちを偲び、御神霊をお慰めする祭典。月明かりの中、巫女が優雅な舞を奉上します。


秋のえんむすび大祭

宝満宮竈門神社

男女の良縁をはじめ、家族、友人、仕事など様々な良縁を願う祈願祭が執り行われます。


政庁まつり

大宰府政庁跡

太宰府市最大のイベント。ダンス・歌・楽器演奏などのステージイベントや飲食・物販コーナーがあります。


11月

菊花展

1日~25日/太宰府天満宮

菊を愛でられた菅原道真公にちなみ、愛好家で作る『秋芳会』による菊花展が開催されます。一年間精魂込めて育てた大輪、小菊の福助などの力作が、太宰府天満宮本殿前をはじめ回廊、天神ひろばに献花展示されます。


七五三祭

15日/太宰府天満宮

お子様の成長と健康に感謝し、今後の健やかな成長をお祈りする式典です。


更衣祭

20日/太宰府天満宮

天神様がお召しになっている夏の御衣(羽二重の単)を冬の御衣(綿入りの袷)にお取替えする神事です。
かがり火を焚き、雅楽の音色が響く厳かな雰囲気のもと、真新しい御衣が神職の手から手へと慎重に渡される「更衣の儀」が執り行われます。宮司が御本殿の奥深くに入り、直接御衣をお召し替えします。


もみじまつり

宝満宮竈門神社

「縁結びの神様」として広く親しまれている宝満宮竈門神社は、紅葉の名所としても知られています。紅葉の見頃に合わせ、竈門神社境内にてフリー マーケットやミニコンサート、夜間ライトアップなどが行われます。


12月

納天神祭・古札焼納祭

25日/太宰府天満宮

一年納めの「天神さまの日」 一年間の平安を感謝する納天神祭が執り行われます。祭典終了後、古いお札・お守りなどを焼納する古札焼納の神事が行われます。


ライトアップ in 令和の里

31日/観世音寺

やわらかな光が観世音寺講堂などを照らし、太宰府の夜を幻想的に彩ります。


大祓式

31日/太宰府天満宮

6月30日の夏越の大祓と12月31日の年越の大祓の年2回執り行われます。年越の大祓は、一年の後半を終え、いよいよ新年を迎えるに当たって半年の生活の罪や穢れを祓い清めて、新たな気持ちで新年を迎える神事です。